オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

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【ネット小説攻略】主人公を「○○以外」で感動させれば読者も感動するPart2

 自称アニメ・ラノベ評論家。オレオだ。前回の続きで、「人」以外で主人公を動かすことについて書いていこうと思う。

 

風景

 

 私は一番風景に感動するので、これで説明しようと思う。他にも絵画や彫刻、生き物の美しさなど、様々な感動ポイントがあると思う。

 風景を目的に行動するときの例として、「この景色を見るためにこの国に行く」か、「この山の頂点に上ってみたかった」などが挙げられる。これらは、ほとんどの人間が思ったことがあることだと思う。これを異世界で再現する場合、異世界だけでしか見られない想像の世界の風景を細部まで表現しなければならないため、かなり難度の高い技のように思える。しかし、キャラクターの設定をを作るように細かい部分を作っていけば、誰でもできることではないかと思っている。

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 異世界に観光名所となるような自然物を作ることで、よりその世界について深く知ることができるし、主人公が旅をする理由の1つを作ることができる。具体的に自然物をイメージするために必要なことをこれから考えてみる。

1.地形

 山のようになっているのか、それともなだらかな丘なのか、海中にあるのかなどを決める。あとは大きさだ。これを決めるだけでも大部分が決まる。逆に、これを決めておかないと矛盾が生じてしまうので注意が必要だ。

2.そこでしか見られないもの

 広大な草原で花が生えているのであれば花の名前や特徴。山ならばそこにしかいない動物など、名所となりうる理由を決めなければならない。国であっても、こういう象徴が建物でなくて自然物だと全くイメージが異なるものになる。

3.五感の情報

 そこにいったらどういう情報を得られるのかを決めておく。暖かいのか、寒いのか。色はどうか。どんな音が聞こえてくるのか。そういったことを決めておけば、読者にイメージが伝わりやすくなるし、主人公が何に突き動かされたのかがわかりやすい。

4.それによって主人公がどう成長するか

 圧倒的な景色は人に価値観を変えるほどの力がある。それが何なのかにもよるが、そこでイベントを起こして主人公やその一行の精神的な成長を書くべきだろう。というか、物語のひとつの終着点ととらえることもできる。

 

 圧倒的な風景というのは、それだけで十分に物語の軸となりえるもので、例えば「主人公が最初に降り立った地点で何かを見て、強くなってからそこに帰ってくる」というような構成が考えられる。人工物(絵画など)なら、「それを手に入れるために何かがとりついたかのように奮闘する」こともあるだろう。物語を書く上で、主人公には何かに夢中になれる理由が必要であり、それは別に人である必要がないのだ。

 

 

 今日は短いうえに内容がしっかりとまとまっていなかったような気がするが、言いたいことは言えたはずなので、これで終わりとする。想像の世界に、新たな観光名所を作ってみてはいかがだろうか。