オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

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【ネット小説攻略】主人公を「○○以外」で感動させれば読者も感動するPart1

 自称アニメ・ラノベ評論家。オレオだ。今回は、インターネット小説において主人公を感動させる描写が足りないと思ったので、タイトルのような記事を書いていこうと思う。

 その前近況報告なのだが、ブログを始めた当時は書きたくてしょうがなかったにもかかわらず、最近は内容を考えるのに忙しい。こんなに早くネタがなくなるのかと思った。それでも、楽しく書いているし、そろそろ作品のレビューをしようと思っているので、書くことは増えるだろうと思っている。作品のレビューでも気づくことはたくさんあるだろうしね。

 

 さて、本題にいこう。最近の色々なネット小説には、一人称、つまり主人公目線で書かれているものがとても多い。一人称で書かれている作品は、三人称に比べて主人公の話し方や気持ちを書く機会がとても多い。ということは、主人公の繊細な気持ちを表現するのに非常に向いている書き方であり、それを最大限に活かせばより良い小説になること間違いなしだ。

 さて、その主人公の気持ちを表現できるという利点を活用するために、主人公を感動させることというのが重要のになってくるわけだが、そこがあまりうまくいっていない作品をよく見かける。その理由だが、主人公の気持ちを突き動かす要素が「人」しかないからだと考えた。さらに気持ちを動かせば、実際の行動にも選択肢が増え、物語の幅が広がるだろう。

 

「人」以外で主人公を動かそう!

 

 主人公を動かす要素として「人」を挙げた。これは例えば「恋人」「仲間」などである。主人公の行動理由をいくつか挙げてみよう。

 「病気の仲間のために薬の材料を取りに行く」

 「自分、恋人、仲間のためにお金を貯める(ために依頼をこなしたり)、敵を倒す」

 「自分、仲間のために地球の料理を作ってみる」

 ざっと思いつくだけでこれだけある。これらは全部自分を含めた「人」のためであり、それが主人公を動かしているただ1つの理由だ。これは、読者に主人公が仲間のために戦える正義のキャラクターである、恋人想いのキャラクターであるということを印象付けることができ、良い手段だと思う。あとは生活の利便性向上などだ。ただ、あなたたちが行動するとき、理由はそれだけだろうか。

 「この絵きれいだから買おうかな」

 「世界遺産を見に行きたいからこの国に行きたい」

 「この食べ物を食べるためにずっと並んでいるんだ」

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 こんなことはないだろうか。こういう人とは関係ない、ただ自分の欲求を満たすためだけの行動をすることは人間として自然であるし、人間を突き動かす大きな力になる。異世界には、こういった感動する景色や創作物があまり登場しないため、そういったことがあまり起きない。人に重点を置きすぎているせいで、そういう生物以外のものにスポットライトが当たらないのだ。食べ物や建物は主人公と必ずかかわるので、必然的に味や見た目に言及することがあるが、異世界の魅力であるはずの発展していないからこその自然の景色が書かれていないことがとても残念だ。

 

 今日は、一人称の利点とそれを生かし切れていないということを紹介した。次からは一人称視点だからできる作品の新たな魅力の書き方をジャンルごとに紹介していくつもりだ。これを見て、創造した世界の新たな魅力について考えてみてほしい。