オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

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【深夜アニメ】技術は進化しているのにクオリティが下がってしまった理由を考えるPart1

 自称アニメ・ラノベ評論家、オレオだ。そういえば、「アニメ・ラノベ評論家」と言っておきながら、アニメのことを書くのはとても珍しい気がする。たまにはこういうのも良いだろう。
 今、塗り絵にはまっていて、毎日ちょこっとずつやっている。絵を描くことはめちゃくちゃ苦手だから、私にとってはとてもありがたいものである。まだ初めて間もないから上手とは言えないが、ツイッターに写真をアップロードしたから良ければ見てみてほしい。


 さて、今回は「最近のアニメは5年前よりもクオリティが下がっているように感じる」という私の勝手な考えについて書いていく。
 深夜アニメは、放送が始まったであろう2000年代前半からずっと人気を集めており、今や毎日数多くの作品が放送されている。同時に、科学技術は超高速で進化し続けていて、どんどんアニメにも新たな手法が取り入れられていった。画質や動きの多さといった一目でわかるところから、専門的なところまで、数えきれないほどの進化があったと思う。
 しかし、最近のアニメの一部は、「前のほうが良かった」と思えるような出来になってしまっていると感じる。この記事では、その理由を考えていくものである。
 色々な考え方があると思うので、あなたはどう思うか、読み終わったらぜひ聞かせてほしい。

〇最近のアニメは大人気作品がない

 最近のアニメがクオリティが下がったなあと思う根拠として、まず挙げられるのは「誰でも知っているような大人気作品があまり出ていない」ことだと思う。
 私は見るアニメの系統が幅広いわけではなく、見ていない作品はたくさんあるのだが、「見ていなくても知っている作品」というのはたくさんある。それは例えば、OPEDが大人気であるとか、あるセリフが有名であるとかで話題になった者たちだ。
 最近のアニメには、そういったものが非常に少ないと言えるだろう。ぱっと思いついたものは「けものフレンズ」くらいのものだ。
 何でこんなことが起きるのかということを色々考えてみたのだが、理由の1つとして「ニコニコ動画」の衰退が関係しているのではないかと思ったのである。
 「ニコニコ動画」では、アニメをコメント付きで視聴したり、アニメをもとに動画を制作するということが良く行われていた。そこでは、みんなが共感するポイントや、OPEDの空耳など、大きな話題となるものが数多く誕生した。それで有名になっていった作品は多いと言えるし、みんながそれを楽しんでいたのだ。
 だが、最近は著作権の規制が厳しくなってそういう動画制作ができなくなったり、YouTubeが人気になってきたせいで、視聴者が一体となってアニメを見る文化はなくなっている。だから面白いところやツッコミどころを指摘しあってコンテンツが大きくなるということがなくなったのである。あくまで、個人が見たいものを見るというように変わっていったのだ。
 最近のアニメは、昔はいたはずの「視聴者」という名の第2の作り手を失ってしまった。だから、大きな話題になるアニメが現れなくなったのだと私は考える。そもそも、SNSの多様化が進みすぎて、アニメについてネットで語り合うという人自体があまりいなくなってしまった。だからだんだんとアニメそのものの人気が落ちていき、製作にも力を入れられなくなっていったのではないだろうか。アニメの制作者とは違うところにも、アニメのクオリティが下がった要因はあると、私は思うのだ。


 続きはまた次回にしよう。次回はもっとちゃんと「アニメのクオリティ」に触れていくつもりだ。


 アニメにしろ漫画にしろ、そして小説であっても、みんなそれぞれいろんな楽しみ方があると思う。私のように考えを書きまくったり、絵が描けないとわかって塗り絵をしてみたり。そういう人を狙って(かどうかは知らないが)塗り絵を発売している人もいる。まだまだ廃れるには早すぎるこのコンテンツを、少しでも発展させられたらと思う。