オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

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ネット小説作品にテーマ曲を付けたら、人気やリピート率が上がるはず

 自称アニメ・ラノベ評論家、オレオだ。あなたは、高校生くらいの頃、将来についてどう考えていただろうか。私は、母と将来について話し合うことがとても多い。

 高校で生活している時間が非常に短かったから、あまり同年代の「普通」を知らないのだ。もうすぐ大学生になるから、その時に知り合った人たちに、色々聞いてみようと思う。

 

 

 今回は、小説に、アニメのオープニングテーマのようなイメージ曲をつけたら良いのではないかと思ったので、紹介しようと思う。実際にやるのは難しいと思うが、考え方の1つとして読んでほしい。

 

 

〇ネット小説は、「作品としてのイメージが弱い」

 書籍として売られている小説や、漫画やアニメは、色々なことでその作品をイメージすることができる。例えば「絵」「タイトルロゴ」「作中に出てくる曲」「キャラクターの声」などだ。これが記憶に残っていれば、別のことをしていても、似たようなものを見たり聞いたりしたときに作品を思い出すことがあるだろう。

 しかし、ネット小説は、基本的にタイトルくらいしか、作品をイメージするものがない。つまり、ふとした瞬間に思い出すことや、またあの作品を読みたいと思う機会が少なくなってしまう。そもそも記憶に残る可能性自体が低下するだろう。それだけ、「絵」や「曲」などの直感的にわかるものがあると有利なのだ。

 一応、キャラクターの絵やタイトルロゴを考えることはできるものの、そもそも手元に残らないという点で記憶に残りにくいため、「一度読んだら忘れてしまう」ということが良く起こる。それだけ、ネット小説はほかの媒体に比べてハンデを背負っていることになる。

 

〇テーマ曲は、非常に記憶に残りやすい

 どうにかして作品を連想させやすくするために、私が考えたのが「作品のテーマ曲」をつくることだ。

 曲をセットにすることは、ある作品を連想させたり、記憶に残りやすいようにするためにとても有効な手段だ。ゲームのメインテーマや、アニメ、ドラマの主題歌がそれを証明している。曲を一部聞くだけで、キャラクターやシーンが思い出されることは、生活していればよくあることだ。動画投稿者から、その人が動画で使っているBGMを連想することも、よくあることだろう。

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〇「ネット」であることを生かす

 だから、ネット小説も、同じように曲を作品と結びつけることで、人気やリピート率が上がるはずだ。幸いなことに、ネットに掲載されているものだから、URLを貼ることですぐに曲を聴くことが可能。曲を聴いてから、小説を読み始める人もいるかもしれない。

 さらに、ネット小説は気軽に感想を作者に送ることができる。曲を聴くことで、作者の人柄をある程度知ることができることで、読者は、作者を身近に感じられるだろう。作者や作品に、興味がわく人が増えるはずだ。

 

〇どんな曲がいいか

 さて、「曲を作品と結びつけること」の良さを説明したところで、どのような曲をつくるべきなのかも考えてみたので、書いていく。

 私個人としては、15秒程度の短い曲でも、十分な効果が得られると思っている。重要なのは、「文字以外の情報がある」ということだ。読者に、作品の雰囲気を伝えられることが、何よりの目的である。付加価値を与えることもできるから、他の作品よりも、個性が出るし、目立つはずだ。とはいえ、長いほうが良いのは間違いないが。

 例えば、作中に出てくる主要な町や、主人公の家などをイメージした曲を作れば、小説の内容を読まなくても、なんとなく書きたいことを伝えることができる。また、作品を読んでいる間に曲が思い出されることで、読者はその作品をより立体的に感じ取ることができるだろう。記憶に残りやすくなるし、想像もしやすい。

 作るのが難しいのであれば、フリー音源を使っても良いと思う。それだけでも十分に効果は得られるだろう。

 

〇文字だけにとどまらない、新しい「ネット小説」

 コストを考えなければならない売られている小説と違い、ネット小説は、作者のやる気さえあれば(法律に触れない限り)自由に作ることができる。

 固定観念にとらわれず、どうすればもっと面白くなるか、人気が出るかを考えてみると、新たな発見がたくさんあるはずだ。私は、まだまだ小説は進化できると考えている。

 

 

 今回の提案は、実現するのが少し難しいことかもしれない。自分で曲を作るなら、まず音楽系のアプリをそろえたり、曲を1からイメージしたりしなければならない。ほかの人に頼むのも、難しい人は多いだろう。

 しかし、実現が可能か不可能かということを考えていては、物事は発展しなくなってしまうと、私は考えている。これを積み重ねることが、私が今やりたいことだ。

 

 

 ネット小説は、外出を控え気味な今、進化するチャンスだと思っている。「なろう系」というイメージを変えて、幅広いジャンルの作品が大成することを目標に、これからも記事を書いていくつもりだ。