オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

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異世界ラノベ初心者にもオススメ!異世界用語を私なりに解説Part1

 自称アニメ・ラノベ評論家。オレオだ。この挨拶にもそろそろ慣れてきた気がする。今日は、まだ異世界ラノベを読んだことがない人に向けて、暗黙の了解になりつつある異世界によくでてくる用語を私の考察とともに解説していこうと思う。もう読んだことがあったり、作者の方にも楽しめる内容にしたつもりだ。ただ、調子に乗って書きすぎたため、いつもより内容が長めになってしまった。

 

1.トラック転生

 

 まず、主人公が異世界に行く方法として、「地球にいた格好のまま魔法などの不思議な力により召喚される」場合と、「何かしらの原因により死んでしまい、記憶を保ったまま別の世界に転生する」場合がある。そのうち後者の場合によく死因として用いられるのが「(たいていの場合人や動物をかばって)トラックにひかれる」というものだ。最近書かれたものにはあまりないかもしれないが、これを理由に転生する作品が多いので、「トラック転生」と呼ばれるようになった。

 ちなみに、トラックにひかれても転生できなかった恨みでトラックにとりついている霊がいるとかいないとか。

 

2.魔法

 

 何に影響を受けたのかは定かではないが、ほとんどの異世界では「魔法」と呼ばれる不思議な力が存在し、虚空から炎を生み出し、風を起こし、雷を落とす。「魔術」と呼ばれることも。この魔法は異世界の住民に重要視されていて、これを使った技術が発展している場合が多い。また、詠唱と呼ばれる言葉を発することによって発動することが多いが、作品によっては「精霊の力を借りる」「魔方陣を使う」など、色々な方法があるようだ。

 物語の主人公は、ネット小説を読み漁っていて知識があるか超人的な理解力を見せることですぐに「魔法」のことを理解する傾向が強い。そして主人公はだいたい、転移者には神からの祝福があるとかわけわからない理由により「超強力な魔法を何度も使える」者と、地球という魔法がない世界から来たから「魔法が全く使えない」者に分かれる。

 魔法の存在自体に言及している作品はどちらかというと少なく、だいたいは「どんな作品にもでてくるし不要でしょ?」と説明を完全に放棄している。説明している作品も、「神が授けた力」だとか、「宇宙から降ってきた隕石により」という常人には理解しがたいものが多いため、なんとも不思議なものである。

 魔法の種類としては、「炎や水、風などを操る」「身体能力を向上させる」「瞬時に怪我や部位欠損を回復させる」「心を操る」「亜空間を作り出す」など、作品によってさまざまなものが登場している。最近は主人公が強すぎるパターンが多く、魔法も上を見ればキリがないほどインフレしているので、とりあえず

「なんでもできる正に悪魔の術」

と覚えておけばよいだろう。

 私は、「自分のゲーム機だけグラフィックとロード速度が向上する魔法」を使いたい。

 

3.冒険者冒険者ギルド

 

 今日最後に紹介するのは、「冒険者」、「冒険者ギルド」だ。ほぼすべての異世界で存在が確認されている。「ギルド(guild)」は英語で「同業組合・団体」という意味だ。

 「冒険者ギルド」は、冒険者と呼ばれる戦士に町の住民から依頼された怪物退治や素材採集などを斡旋する仲介業者である。他には怪我を治す薬の販売、飲食店を兼ねている場合もあり、冒険者のたまり場ともいえる場所だ。たいていは木造で、映画に出てくる外国の酒場のようなイメージのものが多い。国が経営していることが多いためギルドの職員は公務員だといえるが、逆に冒険者は依頼を受けて報酬をもらうため収入が安定していないことが多い。

 「冒険者」は、主に怪物と戦い町を守ることで報酬を得る仕事及びその仕事をしている人を指す言葉だが、依頼によっては護衛、採集、町の掃除などを行うこともある便利屋とも言い換えられる職業だ。怪物と戦うため、命の危険が伴うのが特徴で、基本的には保険などはなく完全に自己責任である。そのためか、結婚している冒険者というのはあまり多くない。

 先に言った通り冒険者には命の危険が伴うため、強さに見合ったランク制を設けているところが多く、功績によって難度が高い依頼を受けられるようになる。

 この冒険者冒険者ギルドは、いわゆる「なろうテンプレ」を数多く生み出しており、その面でもなくてはならない存在になっている。例えば「ギルドに入ったら筋骨隆々の男にからまれ返り討ちにする」「強さを計測すると主人公が強すぎてギルドの長に呼び出される」などだ。

 

 

 異世界ライトノベルには、専門用語ともいえる単語が説明もなく飛び交っており、初めて見た人は混乱するかもしれない。でも、これをきっかけにこのジャンルの物語を楽しんでくれる人が増えてくれることを願っている。嫌煙している人も、面白いしインターネットで無料で読めるのだから、ぜひ触れてみてほしい。

 まだまだこのような用語がたくさんあるので、また紹介しようと思う。やってほしい内容があれば、ぜひコメントを送ってほしい。ではまた明日。