オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

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異世界ラノベ初心者にもオススメ!異世界用語を私なりに解説Part2

 自称アニメ・ラノベ評論家。オレオだ。今日も昨日に引き続き、ネット小説ファンを増やすべく異世界用語を解説していこうと思う。私の考えもところどころ混じっているので、一意見として楽しんでほしい。

 

亜人

 

 今日の最初は「亜人」についてだ。これは、人間と姿が似ていて言葉を発し集落を持つが、少し違う特徴を持った生物のことだ。異世界にお邪魔する際には99パーセントお目にかかれるだろう。「亜人」とひとまとめにしているが、色々な種族が存在しており、特徴ごとに呼び方が異なっている。

 

 1つは「獣人」。獣人は、人間と獣の特徴を併せ持った種族で、人間に近い姿をしているが獣の耳やしっぽが生えている者と、獣の姿をしつつも人間と同じ言葉を話し、二足歩行で服を着ている者がいるが、前者のほうが圧倒的に数が多い。

 獣人は普通の人間とは違い元になった獣の能力を一部継承していて、人間よりも高い身体能力を有する。その代わりなのか、異世界人が愛用する「魔法」が使えないことがあり、そのせいで人間より弱い設定になっている事が多い。。また、一部の世界では迫害対象になっていたり奴隷として扱われている。理由として多いのは、「獣の耳やしっぽが気持ち悪い」というものだ。そのおかげで、主人公に助けられて主人公の印象を良くしつつヒロインになるというパターンが鉄板である。

 現代人には「けもみみ」とジャンル分けされるほど人気なのだから、わざわざ作品の中でいじめないで優遇してあげればいいのに。

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 2つ目は「エルフ」。エルフの起源は、後日詳しく書くつもりなので割愛する。ライトノベルにおけるエルフは、一般的に自然の民であり、人里をさけ森に集落を構えて暮らしている。金髪、耳がとがっていて長い、美男美女が非常に多い、寿命が人間よりもはるかに長い(数千年から数万年)ことが特徴だ。

 先ほどの「獣人」とは違い、魔法を使うことにたけている。森で自給自足しているためか弓を使うのが上手い者が大半だが、その割には肉を好まない傾向が強く、どこで弓を使っているのかは謎である。また、住居や道具は植物で作られている物が多く、植物の加工技術が高いと思われるが、衣服は植物でできているのかよくわかっていない。麻などの繊維で自作しているのだろうか。他にも作品ごとにいろいろな特徴があり、「森から一定期間離れてはいけない」「エルフが住む土地には魔法がかかっていて住民以外が入ると道に迷う」など様々だ。

 エルフとともによく話に出てくるのが「ダークエルフ」という種族で、これも亜人の内の1つだ。ダークエルフは、褐色の肌に銀髪というエルフと正反対の特徴を持つが、こちらは設定が作品によって分かれていて、「エルフの中でも異端な存在」である場合や「エルフとは違い魔王の配下」である場合もある。

 ライトノベルでは基本的に、エルフやダークエルフを「妖精」や「神族」としてとらえず、「超寿命が長い人種」としている。主人公と結ばれることもあるが、長命だということを考慮して、その問題に言及している作品も見かけられる。そして、だいたい主人公と出会うエルフは森にこもっているのが飽きた好奇心旺盛な人物だ。

 と、このように解説してみたが、要は「自然愛してます系引きこもりイケメン」である。爆発すればいいと思う。

 

 最後に「ドワーフ」を紹介しよう。ドワーフは、男女問わず背が低く割腹の良い見た目をしていて、男性はひげを生やしていることが多い亜人だ。話し方が豪快で、酒豪でもある。

 ドワーフは小柄な見た目とは裏腹に力持ちが多く、また高い鍛冶の技術を持っている。そのためか、登場するキャラクターは鉱山付近に住んでいることが比較的多く、主人公に旅をさせる話の流れを作りやすい。また、敵と戦うときはその腕力で巨大なハンマーをふるう。

 ・・・これくらいしか話せることがないのだが、どうすればよいだろうか。ドワーフは、エルフや獣人と違ってまとまって住んでいることがあまりないし、その身体的特徴上ヒロインになりづらいので、話の核になることがほとんどない。主人公が使う武器を作ってくれるいわば便利屋のような立場になってしまっているのだ。職人気質で偏屈ではあるが、気性が荒いわけでもないからそもそも戦闘にもあまりならないし・・・。作者はみんなドワーフが嫌いなんだろうか。といっておきながら私も特別好きなドワーフのキャラは思いつかないので、残念ながら影が薄いといえる存在だ。悲しい・・・。

 

 

 今回は、長くなったので「亜人」たちの紹介で終わってしまった。最近の作品は、「亜人」を差別用語として扱っているものもあり、人間、獣人、エルフ、ドワーフとそれぞれで呼ぶ場合もある。私は常々なんでもっと種類を増やさないんだろうと思っているが、他には今日紹介できなかった「魔人」くらいしか見かけない。興味を持った人は、神話上に登場した様々な妖精や神仏を参考に新たな種族を生み出してみてほしいと思う。ではまた。