なぜ勇者はみんな剣を使うのか?槍のほうがよくね?
自称アニメ・ラノベ評論家。オレオだ。今日は、いつも疑問に思っている「勇者が剣を使う理由」について語っていく。
まず初めに、地球で剣が実際にどう使われてきたか話そう。ウィキペディアでざっと調べてみたところ、古代から現代にかけて一部を除きサブウェポンとして使われていたそうで、ファンタジーに出てくる剣というのはあまり表に出てこない。一部というのは、古代のローマなどの密集陣形で槍が使いづらい場合や、中世の白兵戦で乱戦になり槍が使いづらく、かつこん棒が蛮族的だと嫌われていた場合である。
では、基本的には何を使っていたのかというと、リーチを生かせる槍や、打撃で鎧にもダメージを与えられるこん棒類が使われることが多かった。特に鎧が厚くて重かった中世は、メイスやウォーハンマーがメインに使われていた。その方が鎧の上からも振動が伝わり、直接体にダメージを与えられたからだ。近代になってくると、銃剣が使われ始め、普通の剣は使われなくなってしまった。
そもそも剣がなんでサブウェポンとして使われていたを説明しよう。剣は鎧に対して弱く、すぐに刃こぼれしてしまうのだ。しかも、中世は金属の精錬技術が低く、剣自体がもろかった。だから、とても使いづらかった。ただ、剣は最初から対人戦を目的に作られているため、防御力に優れており、殴っても強かったので、ある程度は戦えた。さらにかさばることもなかったので、馬から落ちた兵士や日常的に携帯するのに優れていた。これが理由だ。
他には、儀式として使われたり身分の象徴として携帯された。国旗に使われていることもある。これが武器の象徴として考えられている理由だろうか。
普通の片手剣ではなく、刀やレイピア、グラディウスなどは、他に使い道があったようだ。例えば刀は、日本でずっと使われてきたし、レイピアは貫通力があるため、戦闘で使われた。それに、決闘でも使われていたらしい。グラディウスはグラディエーターとして知られる通り、決闘での使用のほか、小さくて小回りが利くため、戦闘で用いられた。他にも、短剣やナイフを使っていたこともある。
こんな感じで以外にも戦いに用いられていなかった片手剣だが、伝説として登場することが多く、魔剣、聖剣の類がかなり存在する。デュランダルやエクスカリバーなどだ。これか。勇者が剣を使う理由は。やはり剣がかっこよく映るのだろう。
結論として、人間が戦うときは剣よりも槍やメイスなどのほうが戦いやすいと思うのだが、どうだろうか。異世界人の理解不能な身体能力なら少しのリーチ差など関係ないのだろうか。鎧すらも切れる剣だから関係ないのだろうか。
今回は時間がなかったので、全体的に説明不足で適当な記事になってしまったが、剣よりも強い武器があるということを知っていると役に立つと思う。実際に戦争で使われたのは槍なのだ。歴史を少し参考にしてみるのもよいのではないだろうか。