オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

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私が思うライトノベルあるある考察Part1

 アニメ・ラノベ評論家。オレオだ。今回はライトノベルあるあるを思いついた順に書いていこうと思う。現代地球の話と、異世界物がごちゃごちゃになるかもしれないが、楽しんでいただきたい。

 

1.小鳥遊さんいすぎ。(現代日本

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 「小鳥遊」という苗字の人は現在、日本中になんと約30人しかいないらしい。しかも難読苗字として知られ、クイズ番組常連である。なんて読むかわかるだろうか。

 

 正解は・・・・・・たかなし

 

 小鳥が遊べるということは、その天敵である鷹がいないということで、こういう読み方になったのだそうだ。

  さて、こんな一癖も二癖もある苗字「小鳥遊」だが、なんでラノベやアニメによく出てくるんだろうか。

 私の考えは、単純に「かっこいい(可愛い)」から。これだと思う。語感がきれいだし、難読苗字だというところも厨二心をくすぐる。あとは、「中二病でも恋をしたい」がヒットし、その中の「小鳥遊六花」で知れ渡ったのも理由の一つだろう。

 

2.神様うっかり主人公殺しすぎ(異世界系)

 

 主人公が転生するとき、トラックにひかれることがよくあるが、それと同じくらいよく見るのが、

 

 神様「間違えて殺しちゃった(テヘペロ)。」

 

 という神様ってなんだっけという現象だ。いや、間違えて人を勝手に殺しても謝るだけでいいのだから、ある意味神なのか。とはいえ、私がやられたら溜まったものじゃない。ブチギレること間違いなしだ。

 これが増殖した原因を考えてみると、おそらく神様に会うための口実が欲しかったのだと推測できる。これなら簡単に神様と会うことができるし、今後の展開を作りやすい。正直、自分としては主人公の死に方より重要な部分が色々あるんじゃね?という気がする。

 

3.主人公肝すわりすぎ(異世界系)

 

 無事に異世界に飛ばされた主人公に絶対訪れる試練。それは「動物の殺害」である。ここでよく思うことがある。

 

 「主人公は殺しに何のためらいもないのか。お前らはいったい今までどんな暮らしをしてきたんだ。」

 

 読者の方々、理科の時間に解剖はしたことがあるだろうか。あれより少しきついのを行くぞ。どうだろうか、いきなり

 

 「今からネズミを切り裂いてもらう。ためらいなく思いっきりやれ。」

 

 少なくとも私にはできない。いや、やろうと思えばできるかも知れないが、相当ためらうだろう。できたとしても、血や肉の感触がトラウマになる自信がある。

 さて、小動物すらこんななのに、主人公君はなんと自分の大きさもと同じくらいかつ、自分を襲ってくる生き物を殺さなければならないのだ。死の恐怖もある状況でこれができるのは、恐怖で頭がおかしくなって必死に行動した人か、それこそ大災害がおきても冷静に行動できるような心が凍り付いている人間にしかなしえないだろう。前者は、切り抜けられるかもしれないが、そのあとふさぎ込んだり発狂したりする可能性がある。主人公はほとんど後者であろう。

 これに加え、主人公の中には悪人なら死んで当然。ためらいなく殺せるという見方によっては殺人鬼ととらえられてもおかしくない行動をとる者もいる。日本人に人を殺したことがある人はほとんどいない。それどころか、外国のように護身用に武器を携帯しているわけでもない。死や殺しのことなど考えることはほとんどないのだ。「グロ注意」なんて言葉が大人に対しても使われるのだから、相当耐性がないとみてよいだろう。

 こんな環境にいたのにもかかわらず、動物、特に人を殺すことにためらいを覚えない主人公は、かなり人間味がないし、変身ヒーローで十分である(変身ヒーローはそれはそれでかっこいいと思う)。ライトノベルは、爽快な戦闘よりも人間の葛藤を描いているものが多いのだから、少し主人公の性格を見直してみるのはいかがだろうか。

 

 今日は、私が考えたライトノベルあるあるを3つ紹介してみた。これを見て、新たなアイデアを思いついてくれる人がいれば嬉しい。このシリーズは、ネタが思いつけばまた書こうと思うので、楽しみにしていてくれ。