オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

主にネット小説に関するアイデアを投稿しています。もし気に入ったものがあれば、自由に使っていただいて構いません。よければ、Twitterに、執筆している作品の紹介とともに連絡してみてくださいね。

「異世界転移者・地球人マヨラー必見」マヨネーズの起源や外国との違い、危険性など

  自称アニメ・ラノベ評論家。オレオだ。異世界に飛ばされた人が良く作る食べ物代表の「マヨネーズ」について書こうと思ったのだが、調べたところ面白いことがたくさん分かった。アニメに興味がない人にも楽しめる内容になっているはずだ。

 

 「マヨネーズ」の起源について

 

 マヨネーズの起源は諸説あるようなので、ここでは有力な説を超簡単に紹介する。 

 マヨネーズの原型は、18世紀半ばに起こった「ミノルカ島の海戦」で、フランス軍を率いていたリシュリュー公爵が飯屋で食事をした際に出てきたソース。それが公爵に気にいられ、紹介されたことで広まっていったそうだ。語源は、その飯屋の場所が「マオン」という港町だったことから、「マオンのソース(mahonnaise)」となり、のちに「マヨネーズ(mayonnaise)」となったそうだ。

 料理のレシピとして残っているのは19世紀初頭あたりらしく、フランスの文献「The  French  Cook」などに書いてあるそうだ。ただ、当時は電動ミキサーがなく、材料を混ぜ合わせて乳化させるために手間がかかったため、高級だったのだとか。

 

 日本での「マヨネーズ」

 

 日本の会社から最初に発売されたのは、1925年。キューピー株式会社の創始者である中島一郎氏によって開発された。当時はサラダのように野菜を生で食べる習慣がない、卵が高級品だったため価格が高かった、認知されていなかったなどの理由からあまり売れなかった。しかし、積極的な宣伝などによって広がっていき、全国に広まったという。

 現在マヨネーズは定義がしっかり決まっており、

 半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、食用植物油脂、食酢若しくはかんきつ類の果汁、卵黄、卵白、たん白加水分解、食塩、砂糖類、はちみつ、香辛料、調味料(アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料を使用していないものであつて、原材料に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のものをいう。— 「ドレッシングの日本農林規格」、および「ドレッシング及びドレッシングタイプ調味料品質表示基準」

 というようになっている。これにより、例えば低脂肪マヨネーズや他の国で製造されているマヨネーズは、日本だとマヨネーズ風の別のドレッシングということになる。

 

 外国のマヨネーズ

 

 外国とひとくくりにするのはどうかと思うが、日本のマヨネーズとの違いをいくつか紹介する。

 まず、外国のマヨネーズは砂糖が入っているらしく、甘いそうだ。日本のマヨネーズの定義に当てはまらない原因はこれだ。日本とはマヨネーズの使い方が違うのだろう。

 それに、日本ではプラスチックのチューブ型容器に入っているのが普通だが、外国ではジャムが入っているような瓶に入っていることがほとんどだそうだ。ここにも料理への使い方の違いが表れている。

 

 自家製マヨネーズの危険性

 

 やっと異世界に飛ばされた人がよくやる「自家製マヨネーズ」について話すことができる。

 よくスーパーマーケットなどで売られているマヨネーズは、食品衛生法などを順守しているもので、細菌を付着させても数日で死滅するような環境になっている。一方で、自家製マヨネーズは、作り方によっては「撹拌が十分にできていない」「酢が少ない」などの理由により、食中毒の原因になりうる。

 素人が適当に作ると危険が伴うため、注意が必要である。異世界にいって半端な知識で広めていいものじゃない。

 さらに、これはある程度知られていると思うが、マヨネーズは非常にカロリーが高く、一日当たり大さじ一杯以上食べるとカロリー過多になるという。食べるものが何もないなら話は別だが、食べすぎは毒なので気を付けたほうが良い。異世界にマヨネーズを広げるときは、一人当たりに売る量を決めておかないと、いずれ町が滅亡してしまうかもしれない。

 f:id:ReotoAoki:20200322214826p:plain

 さて、今日はマヨネーズについて書いてみたが、調べていて興味深い内容が多くあった。この記事では一つ一つの内容が薄いため、詳しく知りたい方は調べてみてほしい。

 そして異世界にマヨネーズ中毒者を蔓延させようとしている諸君。マヨネーズの危険性を十分に理解して、侵略者として犯罪者にならないようにしてほしい。

 

 最後に余談だが、実は私、マヨネーズがあまり好きではない。好きではないが、調べて分かったことは役に立つと思うので、マヨラーに会ったらぜひ話したいと思う。