オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

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読者に気に入られる「世界観」の紹介方法とはPart1

 自称アニメ・ラノベ評論家。オレオだ。今日はとても涼しいので、筆が乗る(←これの電子版ってなんていうの?)ような気がする。あと、この最初の挨拶のところは、私が今日感じたことを書いていこうと思う。一言日記みたいなものだ。あと、段落ごとに一行開けてみることにする。私が読んでみて読みやすいほうを採用する。


 ということで、ここから本編だ。ネット小説には「異世界もの、異能力もの、SFもの」などの私たちが住んでいる地球と違う場所を舞台とした物語が数多く存在する。それで、それらの「入り」で一番大事なのが、「世界観をどうやって説明するのか」ということである。これを上手く書けるかどうかで、読者から作者への評価は大きく変わってくるし、今後の作者への期待度が変わってくる。

〇世界観の説明に必要なこと

 そもそも書き方以前に、世界観を説明する際に必要なパーツについて説明しよう。いつものように、とりあえず書き出す。

①どのようにしてそのような世界が作り出されたのか(地球で言えばビックバンから戦争の歴史などの国の成り立ちまで)。

②技術の発展具合とその背景

③不思議な力があるならその詳しい起源

④国や民族、種族ごとの詳しい成り立ち、起源

最低限これらがあれば問題なく話を進められるはずだ。適当になりやすいのは、①と②だろうか。これらは物語の中核に関係しにくいので、適当でも何とかなってしまうことが多い。それに、③なんかは特に作者が得意げに語りたいところだと思うので、自然と詳しくなるだろう(というかここで力を発揮しなかったらなんで異能力や魔法書いてんだと思うからちゃんとオリジナリティを出せ)。

 そういうわけだから、①と②について詳しく説明しよう。これらはセットで説明できると思うから、そんなに難しくないはずだ。

 まず①だが、これのビックバンのほうは主に生態系や風景、時間に大きくかかわっている。地球にはいない生物がいるのならその生物が出てきた理由が新たに必要だ。天体についても地球と違うなら色々考えられることがある。世界が変われば朝から夜になる時間が違うし、そもそも太陽のような存在があるのかわからないからそういう概念がない世界もあるだろう。「月が2個ある」みたいな状況が良くあるが、それは絶対に「月」という名前じゃない。あと、空の色だって星によって変わるらしい。空気中の成分が違う火星からは空がピンク色に見えるそうだ。と、まあこんな感じだが、正直これらは一部の絶対必要なもの(月の話や1日の時間)を除くとほぼ全て趣味の範囲になるので、より異世界感を出したければ追加で色々設定を加えると良い。物語とは別枠で設定資料を作るなり、主人公を研究者としたりすればよいのではないだろうか。
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 もう1つの戦争の歴史は詳しく書いたほうが良い。現在の国がどういう力を持っているのか。どういう思想の人間(または他種族)が住んでいるのかなど、絶対に書かなければならない情報が多い。こっちは不足するとはてなマークだらけになってしまう。

 そして②。こちらのほうがよほど重要だ。よく「魔法があるから科学技術よりも魔法が使われる技術が発展している」なんて設定を見るが、それでは甘過ぎる。技術の発展には必ず歴史がかかわっている。しかもだいたいは戦争だ。地球では、武器や防具の類はもちろん、移動手段や通信機器に至るまで様々な技術が戦争で発展した。異世界はその限りではないが、掘り下げてみると深い話が書ける場合があるので、ぜひとも考えてみてほしい。①とつながっている部分もかけると思うので、楽しいと思う。


 まだ本題に入っていないのにかなりの文字数になってしまったので、これをもってPart1とする。Part2ではちゃんと「じゃあこれらをどうやって物語の中で説明すると良いのか」ということを話す予定だ。次回をお待ちいただきたい。今回の内容は物語の世界の歴史を掘り下げていけば書けることが多い。物語の進行だけにとらわれず、息抜きとして思いついたときに書いてみると良いのではないだろうか。やろうと思えば外伝もつくれるかもしれないぞ。


 最初に書いた通り、筆が乗っていたようだ。どうも私には「長くなってもいいからとりあえず書く」という方法が向いている(というか短くまとめられない)らしいので、この長い文章から重要な情報を見極めてものにしていってもらいたい。私もただ長く書くのではなく、例えを用いたりしてわかりやすく説明するつもりなので、よろしく頼む。