オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

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小説の中に回想やギャグシーンを入れるときはタイミングに注意!Part1

 自称アニメ・ラノベ評論家。オレオだ。回想といえば、私は夢をあまり見ない。小説家の方はどうなんだろうか。自分が作ったキャラクターが出てくる夢を見ることができるのなら、私も小説を書いてみたいのだが……。

 

 

 今回は、ネット小説の作品の中で私が特によく注意して見る点の1つ、「適切なタイミングで話を切り替えているか」ということについて書いていく。

 

 物語を書くとき、構成や順序を考えて書くというのは当たり前だ。読者によりわかりやすく伝え、より驚きや感動を与えるために、物事を実際とは違う順序で話したり心情描写を入れたりする。より楽しんでもらうために本筋とはずれた言動をしたりすることもあるだろう。それらは、話が一辺倒にならないために必要なことだ。さらに、適切なタイミングで入れることによって真価を発揮し、読者の気持ちを最大限に高めてくれる。ただ、そのタイミングを間違ってしまうと、話のテンポが悪くなったり、高まっていた気分が冷めてしまうことになりかねない。

 

〇どういうタイミングが良いのか。

 

 本筋とは離れた「ギャグシーン」「回想シーン」「ハプニングシーン」「サブイベントシーン」などはどういうところで入れるべきなのだろうか。

 

 まず絶対失敗しないのは、「新たな出来事が起こる前」と「出来事が全部片付いた後のオチ」である。例えば、

 

①クリスマスシーズンで仲間にプレゼントを買いに来た。買い物を楽しんで帰ろうとしたとき、事件が発生。以降その事件の解決に尽力する(本編)。

 

②事件を解決して、ひとまずは平和が訪れた。もう年が明けてしまうではないか。挙げそびれたプレゼントを渡して、初もうでに誘ってみようか。以降イベント。

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というように、簡単にサブイベントシーンを書くことができる。イベントシーンは基本的に1日単位の長い時間を必要とするので、何かの最中に行うことは非常に困難だ。入れたいサブイベントがあれば、ここでいれるべきだろう。さらに、サブイベントはそれ自体が本筋とは違う雰囲気を持っているので、ハプニングシーンやギャグシーンを入れたりキャラクターの意外な一面を書くのにぴったりである。たまにこういうシーンを入れることで話に緩急をつけることもできるので、簡単かつ有用な方法だ。

 

 次は、「戦闘や話し合いなどが激化する一歩手前」である。1と違って、こちらは小さなハプニングやギャグを1つだけ放り込む技だ。漫才ではなくて、一発芸というわけだ。

 これは、タイミングを間違えると一番の盛り上がる部分を邪魔することになってしまうので、自分で何度か読み返してみて違和感があるようならやめた方がいい。また、入れるシーンが長すぎても、インパクトが強すぎても本題がかすんでしまうそこも十分に気を付けてほしい。例えば、

 

(初めての学校の委員長会議。主人公(男性)と友人のA(女性)は会議室に行くことになった。会議室は重厚な雰囲気だ。)

 

①Aは椅子に座ろうとしたところでこけたのか足をぶつけて小さく「イタッ」と叫んだ。普段はまじめなのだが、緊張しているのだろうか。ちょっとかわいい。

 

②Aは座ろうとしたところで椅子を引きすぎてしりもちをついた挙句椅子を頭にぶつけてしまった。おい、こんなところで盛大にこけなくても……。ほらー。周りが白い目で見てるし。

 

かなり大げさなうえに下手だが、2つのシチュエーションを用意した。

 まず1つ目は、緊張感の緩和と多少の萌え要素を含んだシーンとなっている。こちらは、ふつうの学園ものでもある程度堅苦しい話でも、色々な作品で使用することができるだろう。別に場の雰囲気を壊していないので、その後の展開に影響を与えないからだ。

 そして2つ目。こっちはギャグ要素多めなシーン(にしたつもり)だ。主人公はこころの中でツッコんでいるし、雰囲気もぶち壊している。これを堅苦しい話の前にやってしまうと、ハラハラしている読者の気持ちも壊してしまうことになるのだ。例えどんなに面白いシーンが思いついたとしても、ふざけるのは堅苦しい場面で使わない方がいいだろう。逆に、もとからギャグがテーマの作品の場合はどんどん使っていくべきなのかもしれない。

 

 

 最初から分けるつもりで書いていたわけではないのだが、色々なシチュエーションを紹介したいと思ったので残りは次回に回すことにする。よって、普段ならまとめを書くこの部分も次回に持ち越しだ

 

 

 最近ブログの文字数が最初に比べてかなり多くなってしまっている。主な原因は、おそらく「例」を挙げることで説明しようとしているせいだろう。見ている人の中には分かりづらいからいらないと思っている人もいるかも知れないが、私は楽しいのでこれからも書くことにする。

 私は「小説」という形で1つの作品を作るのは多分得意ではないし、飽きてしまうから向いていないと思う。だが、シチュエーションやキャラクター設定を考えること自体は好きなようだ。もしもこれを読んで、それらについて私の意見を聞きたいという人がいるなら、Twitterで気軽に話しかけてほしい。色々な人の意見を聞いてみたいし、人と話すはとても楽しいからな。