オレオのアニメ・ラノベ・ネット小説評論とか

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なろう系で「なんでやらないの?」と思う簡単で革新的な差別化点を提案

 自称アニメ・ラノベ評論家。オレオだ。いろいろななろう系小説を読んできてどうしても感じてしまうのが、「ザ・なろう」みたいなテンプレートの存在である。

 

 同じような作品がネット小説であふれかえっている現在、「異世界ファンタジーもの」を書いている作家たちが確実に考えることがある。それは

 

 「どうやったらほかの作品と差別化できるか」

 

 ということである。主人公の能力を変えてみる。ヒロインの性格を変えてみる。神様の存在やクラスメイトが出てくるとか。挙げてみるとキリがないが、まあたくさん方法はあるだろう。

 

 無数に差別化できる方法はあるとはいえ、大体もうほかの作品で使われている。これだけ作品が出ているのだから、全く新しいものを作り出すのは不可能に近いだろう。

 

 それでも私は、これはまだ触れられていないんじゃないか?これは確実に差別化できる!といえる項目を発見した。これを使えば人気が出るということを保証するわけではないが、オリジナリティがでるのは間違いないだろう。

 

 さて、これからその内容を紹介する。

 

 新たな金属を作り出すのだ

 

  私が読んできた作品には、現在の地球に存在する金、銀、銅、鉄などの他に、「ミスリル」「オリハルコン」「アダマンタイト」などの架空の上位金属が多数登場し、性能もある程度傾向がある。

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 例えば「ミスリル」なら、他より軽いとか魔力伝導率がいいとか腐食しないとか。「アダマンタイト」はとても固いとか。そんな感じで、もはやちょっと異世界かじっていればわかる程度の金属となってきている。

 

 そこで、新たに他の金属と違う特性を備えた新たな名前の金属を生み出すのだ。意外と盲点を突いていると思う。何しろ「伝説の金属」と検索した際、でてきたワードですぐに目についたものは10に満たなかった。

 

 とりあえず例として、いくつか適当に金属を作ってみる。名前は適当につけた。

 

 ニトリウム

 魔力とかそういうのを流すと自ら放電し、発光する。透明度が高い。地下で見つかることが多いが、洞窟の魔力によって常に放電しており、開拓民を妨げる。名前の由来は「Tonitrus」(ラテン語で雷)

 

 気化銅

 常温で気化している毒性の金属。動物が吸収すると「水銀中毒」のように臓器や脳に障害を与え、さらされ続けると死に至る。酸化すると無毒になるため、ある一定の場所にしか存在しない。

 

 こんな感じでどうだろうか。

 

 異世界特有の性質をもった植物や、ちょっと地球産とは違う食材はでてくるが、金属は既存のものに依存してきたのではないだろうか。自惚れだかも知れないが、これこそありふれてしまった「異世界ファンタジーのテンプレート」を打ち壊すバクダンの1つになりえると、私は確信している。

 

 これによって、新たな作品の手助けになれればよいと思う。ぜひこれを見て新たな金属を作り出した作品ができたら、私にぜひ教えてほしい。

 

私は今のところ小説を自分で書く気がないから、これらのアイデアを他の作家の方々に託す。この記事によって小説界に少しでも影響をあたえられたのなら、そしてもっとたくさんの小説ができれば、これ以上の喜びはない。